感動の世界一をありがとう


 生涯記憶に残る第5回WBC

 

 

 みなさん、お元気ですか。感動的な侍ジャパンのWBC優勝から4日。大きな世界一の桜を咲かせてくれました。

 

 桜といえば、我が町菊川町は今桜が満開になりつつあります。

 毎年恒例の菊川町歌野の千本桜です。7~8割程度咲いていました。

 我が家に咲く桜です。近くで見ると、その美しさに魅了されます。

 それでは侍ジャパンにいきましょうか。みなさん、準決勝、決勝と侍ジャパンの戦いに大興奮されたのではないでしょうか。それほどまでにタフな試合の連続でした。

 

 この大会、メジャーリーガーの大谷翔平選手の参加が大注目されました。栗山監督は何度もアメリカまで足を運び、大谷選手に会い、その情熱を伝え続けることでついに大谷選手から参加OKの答えをもらいました。

 

 またダルビッシュ投手には「一度でいいからダルの名前を先発メンバー表に書かせてくれ」と伝え続けることで、ダルビッシュ投手から参加OKの答えをもらいました。「栗山監督からWBCに出なさいと言われたので、出ることに決めました」と、ダルビッシュ投手がツイッターにアップしたことはみなさんの記憶に新しいでしょう。

 

 栗山監督。この方は謙虚ですね。改めてそう思いました。リーダーたるもの、謙虚であることがどれほどの信頼を得ることができるのか。大谷選手とダルビッシュ投手が栗山監督を信頼して、参加の承諾をしたのもうなづけます。

 

 ダルビッシュ投手は宮崎キャンプから参加し、チームを一つにまとめ上げる役割を果たしてくれました。随分と大人になったなと正直驚きました。チームのお兄さんとして、自ら若い選手たちとコミュニケーションを取る。メジャーリーガーのダルビッシュ投手から話しかけられたら若い選手は誰もがうれしいはず。そこから侍ジャパンの結束が強まったように思います。それぐらい彼の存在感は際立っていました。

 

 どんなにすごいタレント集団でも、みんなが方向性を一つにしないと、逆の目が出る可能性もあったはずです。

 

 そして大谷選手と吉田選手が加わり、いよいよ侍ジャパンは世界一に向けてみんなが方向性を一つにしました。

 

 方向性といえば、粘って粘って四球を選び出塁する選手が数多くいたことです。ヌートバー選手、近藤選手、源田選手、中村選手は特にその印象が強いです。とにかく出塁して次の打者に繋ぐんだという姿勢が、大谷選手や吉田選手のタイムリーヒットやホームランに繋がったのでしょう。気持ちを一つにした侍ジャパンは強かった。

 

 一方、投手陣も一球入魂で、絶対に抑えるんだという気持ちがよく見えました。このピッチングスタッフがあるからこその世界一だったことは疑いの余地はないでしょう。

 

 準決勝での村上選手のサヨナラタイムリー。村上選手に代えて、代打の選手にバントを命じる選択もあったはずですが、栗山監督は村上選手に託しました。あの采配も三原ノートから得たものだったのかもと思っています。

 

 クライマックスは決勝アメリカ戦での9回2アウト。ロサンゼルス・エンジェルスの同僚対決、大谷投手vsトラウト選手。とても面白かったですね。二人共とても格好よかった。

 

 エンジェルスが誇る世界のスーパースターの対決は、もし野球の神様からのギフトだったとしたら、それは世界の野球ファンにとって、たまらなく贅沢な時間をいただいたことに感謝しなければなりません。

 

 そしてトラウト選手から三振を奪った大谷選手が、自らの帽子とグラブを放り投げてみんなと喜びを分かち合うシーンがわたしの脳裏から離れません。野球道具を大切に扱う大谷選手がそのことを忘れ、自らの感情をさらけ出す瞬間なんてそう見られるものではありません。それほどの喜びだったのです。

 

 

 改めて、侍ジャパンの選手、監督、コーチ、サポートスタッフのみなさん、世界一おめでとうございました。これほどの感動をわたしたちに与えてくださり、侍ジャパンを応援してきたことを誇りに思います。本当に元気をいただきました。ありがとうございました。