優勝へのシナリオ~大相撲夏場所中日


 カオスの夏場所の土俵

 

 

 みなさん、こんにちは。風薫る5月と言いますが、みなさんにも初夏の風が吹いていますか。わたしは初夏の風を浴びながら、5月攻勢日々業務に励んでいます。

 

 そんな5月、大相撲夏場所は本日中日を迎えました。本日の取組みを全て終えた時点で全勝力士どころか、1敗力士もいない大混戦となりました。こんな締まらない本場所は初めてです。

 

 大相撲ファンのわたしは、毎場所好勝負になった一番を、15日間で5番程度ピックアップし、ブルーレイディスクに永久保存するのですが、今場所は現在0です。唯一昭和56年の初場所(あの千代の富士関の初優勝した場所)の名勝負集を保存したのみです。千代の富士関のスピード、力強さ、相撲勘の素晴らしさに改めて驚きました。現在こんな力士がいないのが寂しいです。

 

 

 中日になればわたしなりに優勝へのシナリオを考えるのですが、今場所はまったくシナリオを考えることはできません。何も書かれていないシナリオが今わたしの頭の中にあります。

 

 余談ですが、シナリオといえば、例えば国際情勢にしろ、社労士試験にしろ、まず結論(例えば合格)を出した上で、逆算してそのプロセスを構築していくのがセオリー。結果ありきのプロセスと言い換えてもいいと思います。

 

 

 そんなカオスの今場所の土俵ですが、昨日アイリさんがテレビの大相撲中継のゲスト出演をされました。今年1月に65歳定年退職された前二所ノ関親方(元若嶋津)の娘さんです。アイリさんのことはまったく知りませんでした。

 

 でもお話を聞いていると、あいさつや言葉遣いは素晴らしく、相撲に対する尊敬の念を感じ取ることができました。小さい頃からずっと相撲部屋で生活していただけあって、前二所ノ関部屋の力士のみなさんとは、まるで姉弟のようでした。

 

 大相撲中継終了後、早速アイリさんが発信するSNSを確認しました。すると、この直近2年間は結構な頻度で、力士のみなさんとの触れ合いを動画で上げていることがわかりました。面白いですよ。みなさんも一度ご覧ください。

 

 スー女(相撲好き女子)がもっともっと増えれば、力士はいい相撲を見せようと、さらに頑張ると思うのですが…八角理事長いかがでしょうか。

 

 

 角界ももっと女性の考えや意見を取り入れて、歴史ある伝統や慣習は守りつつも、スポーツエンターテインメントの要素も拡大して、土俵上を大いに盛り上げていって欲しいと思います。勝ちにこだわり、引き落としばかりの相撲では、ファンからそっぽを向かれますよ。