「頼む! セーフになってくれ」
東京オリンピックが閉幕した途端に続くこの長雨。コロナに長雨。またまた全国で甚大な被害が出そうで、心が痛みます。せっかくのお盆もわたしたちの気持ちをどんよりと曇らせたまま、なかなか晴れやかな気持ちにさせてくれません。お日様のありがたさがわかる今日この頃です。
それでは先週予告しました侍ジャパンの振り返りをしてみます。
わたしは甲斐捕手のリードが金メダル獲得の最重要ポイントになると、このブログで伝えてきました。今大会は予想通りその通りになりました。ではわたしの予想は様々な場面でなぜ当たるのか? 答えは簡単です。
「人」を観てるからです。一場面だけ見ても当然わかりません。しかし、継続してその「人」を観ていると、不思議と結果が見えてくるものです。これは社会保険労務士業務にも通じますが、人を観る目を養うことがいかに大事なことか。
すいません。ちょっと話が横にそれてしまいました。
それにしてもお見事な金メダル獲得でした。
わたしは結局ゴールドメダルゲームの日本vsアメリカ戦のみじっくりと観ることができましたが、それ以外の試合はやはり観ることはできませんでした。
ネットで結果は追ってはいましたが、全試合じっくり観たかったですね。
わたしが特に印象に残っているのが、初戦のベネズエラ戦の9回裏の攻撃。甲斐捕手が同点セーフティスクイズを決めた際に、「頼む!(三塁走者の源田さん)セーフになってくれ」と心で祈りながらファーストベースまで走ったあの場面。この同点スクイズから坂本選手のサヨナラヒット。実に見事な攻撃でした。
でもこの初戦を落としていたら、もしかすると金メダル獲得はなかったのかもしれません。そういう意味でも甲斐捕手の同点セーフティスクイズは貴重な場面でした。
心の中の祈りなので、名言ではないけれども、「頼む!セーフになってくれ」は甲斐捕手にとっては名言として一生記憶に残るのでしょう。同じくわたしもこの言葉の重みはずっと記憶に残ることになりそうです。
侍ジャパンのファンの方、野球ファンの方、また普段は野球を見ない方、それぞれで今大会で思入れのある試合や場面があると思います。みなさんそれぞれのいい思い出として記憶に残していただければ、東京オリンピックの成功の証になるのではないでしょうか。
最後に稲葉監督、退任されるんですね。大変なプレッシャーだったと思います。でも有言実行で金メダルを獲得されました。すごい方だと思います。今まで大変お疲れ様でした。そしてありがとうございました。