復活&引退


 大相撲3月場所千秋楽

 

 

 桜が満開となりました。満開の桜を見ながらの運転は楽しいですね。毎年恒例のわたしの地元菊川町歌野の千本桜の写真をアップしておきます。

 さて大相撲3月場所は今日千秋楽を迎え、関脇照ノ富士関が大関貴景勝関に勝ち、12勝3敗で3度目の幕の内最高優勝を飾りました。また大関への復帰も確実にしました。

 

 照ノ富士関、おめでとうございます。

 

 序二段まで落ち、体も心もボロボロになりながら、ここまでの復活劇を誰が予想できたでしょうか。毎場所見ているわたしも大関復帰までは考えもしませんでした。

 

 ものすごい苦労をしながら、努力してきたんだと思います。あの腹の座ったいでたち、また謙虚な物言いと、怪我をする前の照ノ富士関と比較してみればよくわかります。苦労してきた分ほど、今いいことがやって来て良かったですね。次は横綱の地位が待ってます。

 

 

 横綱と言えば、今場所鶴竜関が引退を発表しました。横綱は引き際が大切だと言われますが、よくぞ決断されたと思います。本当は土俵に上がり、まだまだ相撲を取りたかっただろうに。

 

 「今度は相撲の先生になるんだよ。」と幼い娘さんに言ったところ、「ええー、いいじゃん。」と娘さんに言われたそうです。鶴竜関の優しさがとても出ている親子の会話です。

 

 鶴竜関と言えば、かつて九州場所での復活優勝を遂げた際に、「止まっていた時計の針がやっと動き出した。」という名言が有名です。モンゴル出身の鶴竜関は日本語も流暢に話し、また語彙も豊富でとても親しみが持てました。

 

 親方になる条件の日本国籍も取得し、今度は鶴竜親方として後進の指導にあたります。幕の内最高優勝6回の名横綱、今度は教え方の上手な相撲の先生になってください。今まで大変お疲れ様でした。