将来年金はどうなる?

 先週は九州北部地域を中心に大雨に見舞われました。佐賀県の豪雨災害にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。

 わたしの住む下関市でも川が氾濫水位を超え避難勧告が出されました。豪雨災害はいつ起きるかわかりません。普段から避難所を確認しておきましょう。

 

 

 もう一つの話題といえば将来の年金の見通しが発表されました。

 

 年金の所得代替率夫婦2人の年金額現役男性平均手取り月収

 

(例)2019年度(令和元年度)65歳

約62%(年金の所得代替率)220,000円(夫婦2人の年金額)357,000円(現役男性平均手取り月収)

 

(例)2047年度(令和28年度)65歳

約51%(年金の所得代替率)240,000円(夫婦2人の年金額)472,000円(現役男性平均手取り月収)

 

※約62%-約51%=約9%減


 年金の仕組みはこうなっています。

 

年金額____保険料・税金・積立金

     

 

 このシーソーのように左右ぶれなく維持することが大切です。今後年金額 が下に傾くことは分かっています。しかし、保険料は平成29年度現役世代厚生年金保険負担分18.3%で固定。国民年金は16,900円で固定。税金は消費税10%になります積立金は毎年目減り。

 

 従いまして、年金額を徐々に目減りしていかないと、シーソーを左右ぶれなく維持できないのです。

 少子高齢化の解消と経済成長。この2つが年金制度を維持する上で、大切であることはわかりきっています。さらなる改革が求められそうです。