名解説 荒磯親方~弱音と逃げないこと

 平成最後の本場所、春場所が大阪府立体育会館で行われています。7日目に待望の元横綱 稀勢の里の荒磯親方が解説席に座ることになりました。

 

 

 大相撲中継の2時間しっかり初の解説を聞かせてもらいました。

 感想は? いやいや、お見事の一言。現役時代、あまりその肉声を聞くことはなかっただけに、ものすごく新鮮でした。

 

 

 わたしも人様の前に立ち、お話をさせていただく機会もあるのでわかるのですが、とにかく緊張します。

 まして、テレビの全国生中継、そして初めての解説ともなれば、その緊張の度合いは半端ではなかったことでしょう。よくぞ立派に努めあげたなと思います。さすがに元横綱です。

 

 

 荒磯親方の解説の中で、過去のVTRを含め、「弱音」、「逃げないこと」と二つのキーワードが出てきました。わたしもしっかり傾聴力を実践していますよ。(笑)

 

 

 弱音とは、弱い音。相撲の稽古時に、「あー」「うー」だのうめき声が出るようでは、弱音を吐いてるということ。先代鳴門親方(元横綱 隆の里)が萩原少年(稀勢の里)に指導している場面でした。

 

 

 また、逃げないこととは、元横綱 朝青龍に対し、誰もが恐れをなし、真っ向から勝負できなかった中で、唯一稀勢の里だけは決して逃げることなく、真っ向から勝負を挑んでいました。そのことが、その後の土俵人生に大いに生きているということでした。

 

 

 弱音を吐くようでは、事業主は務まりません。また、困難やトラブルから逃げているようでは、社会保険労務士は務まりません。

 わたし自身、そのことを自覚し、実践しているからこそ、荒磯親方のキーワードに共感できたのでしょう。

 

 

 新元号となる夏場所(5月)も荒磯親方の名解説を楽しみに今回はここまで‥。