いよいよ今日から第100回全国高校野球選手権が始まりました。この大会が始まると夏本番という感じですね。今回は100回の記念大会ということで、かつて甲子園で活躍された方々が日替わりで、始球式をされるということで注目が集まっています。
今日は星稜高校出身で、かの「５打席連続敬遠」で有名になった松井秀喜さんでした。真剣に投げすぎたのかワンバウンドになりました。苦笑いを浮かべてましたが、松井ファンにとってはしびれる名場面だったことでしょう。松井さんお疲れ様でした。
第１試合の「星稜高校vs藤蔭高校」と第３試合の「慶應義塾高校vs中越高校」の２試合をテレビ観戦しましたが、勝ち負けは別にして、四校とも持ち味を存分に発揮したナイスゲームでした。特に、藤蔭高校のエース市川くんの試合後の止まらない涙姿がわたしには印象的でした。四校とも猛暑の中お疲れ様でした。
さて、今大会で100回目の夏の甲子園。数々の名勝負、名場面がありましたが、わたしの中でのベストバウトは、「1985年決勝戦 ＰＬ学園高校vs宇部商業高校」です。ミラクル宇部商の名のごとく、ゲーム終盤での逆転劇。山口県民として毎試合ワクワクしながら観ていました。
そしてついに決勝戦まで勝ち上がり、ＫＫコンビの桑田投手、清原選手のＰＬ学園と夢の決勝戦となったわけです。試合はシーソーゲームで９回サヨナラ負けを喫して、ＰＬ学園が優勝しました。あれから33年が経ちましたが、わたしのベストバウトは色あせることはありません。玉國監督率いる宇部商の野球が大好きでした。
その玉國監督が先日こうおっしゃってました。「ミラクルは魔法でも手品でもない。選手の負けたくない、最後まであきらめないという気持ちが結果としてミラクルになったのだと」。